黒ブタBLOG

XYM(Symbol)委任ハーベスト設定時になぜ詐欺にかかるのか?そのカラクリについて

どーも、XYM詐欺に引っ掛かった黒ブタです。

事件からずっと今回の詐欺に関して追える限りTwitterで意見を見て回っています。

その中に下記のような意見を多々見かけた。

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契約書の中身を確認もせずに署名するとかありえない!
金融リテラシー低すぎwww
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詐欺にかかった人達も普通は何もないところでいきなり契約書を差し出されてもサインをすることはまずありえない。

普通なら回避するもの

例えば、
ケース1
いきなり家に営業の人が来訪した。
営業A:「奥様から当社の製品契約のお申し込みがありました。
契約書をお持ちしましたのでこちらの契約書にサインをお願いします」
と来ても何のこちゃ?と拒否しますし、

ケース2
郵便物の中に
「お客様が支払いをしていない〇〇がありますので、至急お支払いください」
などが来ていても身に覚えのないものなので無視を決め込むのが普通。

今回のXYM委任ハーベスト詐欺の場合

では、今回のXYM委任ハーベスト詐欺を別で例えるとどうだろう?

例えば初めて訪問するが周りの信用のある知人友人も利用してるし実績もあり、投資をお勧めされた。
話を聞いてお勧めされている信用のある銀行で投資の話を聞きその話を受けることにする。
ケース3
同じ制服を着た担当者Aと担当者Bが隣り合わせで座っている。

※↑の担当者Aと担当者Bは全く別の会社の人。
担当者Aが本物の委任ハーベスト担当者で、担当者Bが詐欺グループの窓口担当

僕は同じ制服着ているし、特に違和感を感じることはなく、
「あぁ、担当者2人いるんだな」
と勝手に判断する。

担当者Aが契約の内容を伝え、手続きを進めていく
契約書にサインをしたところで、担当者Aは
「では奥で手続きをいたしますのでしばらくお待ちください」
と離席する。

そこで、担当者Bが
「すみません、担当者Aは新人でこちらの契約書のご説明をし忘れておりましたので、こちらにもサインお願いいたします」

「委任に必要な100,000円をお預けいたします。」
とだけ書かれた契約書を出してきたので、詐欺とは気づかずにサインをした。

ケース4
担当者C(本物の委任ハーベスト担当者)が席につき、手続きの説明と契約を進めていく
僕は契約書を読みながら、納得してサインをする。
サインをした後に、担当者Cは手続きを行うために席を離れる
その隙をついて同じ制服を着た担当者D(詐欺グループの窓口担当)が担当者Cが入っていった奥の扉から
「すみません、最近契約の手続きに追加がありまして、ご記入いただいた契約の他にもう1枚サインが必要な書類を出し忘れていたようですので、こちらもご確認お願い致します」
と言って、
「委任に必要な100,000円をお預けいたします。」
という契約書を出してきた。
僕は不思議に思いながらも初めての契約なので、そういうもんなんだなと判断して契約書にサインをした。

過去に1度でも契約したことがあったり、契約の手順を事細かに利用者やサービス提供者から聞いていた人は、
「二枚目の契約書を書くなんて前はなかった。そんな話は聞いていない。お前詐欺師だな?」
と気付けるけど、
新規契約者は↑に気付けるでしょうか?

あなたは新規訪問の契約者だったと仮定して回避できるでしょうか?

そんな中で詐欺にあった場合、たとえXYM自体が悪いわけでなくても、人によっては
「オススメされた銀行で投資詐欺にあった!」
と銀行や銀行で取扱している投資商品が全く悪くなくてもそれについて拒否反応を起こす方もいる

今回の件はXYMには問題ありませんが、シンボルウォレットには問題があると考えております。
ただ、詐欺被害者も確認を怠ったのは確かなので反省しなければならない。

同じ制服を着たという表現をしているのはシンボルウォレットを一つの支店という見方で表しています。
支店の中にはその会社所属の人もいるし、外部からの派遣社員なども出入りしているが、同じ制服を着ているので、ユーザーとしては同じ【会社の人】と判断します。

同じ制服を着たという表現をしていますが、同じ顔をした全くの別人としても良いです。(現実にありえなくても例えです)